検定試験
医療通訳技能検定試験(誕生までの経緯)
医療通訳技能検定試験は東京通訳アカデミー(閉校)の医療通訳士コースの卒業試験(英語・中国語・ロシア語)として2009年にスタートしました。
間もなく、医療通訳の分野で技能の客観的指標となる検定・資格がないことから、検定試験を受検したいとの希望が全国から寄せられました。
受検を望む全国からの声に応え、同アカデミーの卒業生でない方でも受検できるように門戸を開きました。
その後、実施団体の変遷を経て、2014年4月から国内唯一(当時)の医療通訳技能の客観的指標となる検定試験として再スタートいたしました。
2019年度からは、国際臨床医学会が「ICM認定医療通訳士制度」を開始、当協会はICMの認証試験団体となりました。
医療通訳技能検定の概要
- 試験実施日
- 英語・中国語は年2回下記の通り実施いたします。
ポルトガル語・ロシア語は春、スペイン語・ベトナム語・韓国語は秋となります。但し、1次受験者が4名以下の場合、翌年度に繰り越しを致します。
言語はHPのお知らせでご確認ください。
1次試験 4月の第3日曜日及び 10月の第2日曜日
2次試験 6月の第2土曜日と日曜日及び 12月の第1土曜日と日曜日
- 技能検定判定基準
- 医療通訳1級 医療全般にかかわれる通訳レベル(重症の病気に対応できるレベル)
医療通訳2級 健康診断・検診には対応可能レベル
- 試験のシステム
- 1次試験 筆記試験
120分の試験で、12問の問題で構成されています。
内容は厚生労働省の標準カリュキラムを参考として、医学知識・医療制度そして医療通訳者の倫理と幅広く出題をしています。
試験結果は点数によって1級・2級の判定がつきます。 - 2次試験 面接試験(ロールプレイ)
2次試験は1次試験合格者を対象に実技のロールプレイイング試験を実施します。
医療知識・語学力・通訳力・礼儀・態度・服装等が評価基準となっています。
また、採点方法は教室で2人の試験官が採点しますが、慎重を期す意味からも録音を行い、他の試験官が聞き、突合せの会議を行って最終判定を確定します。
1次試験結果 | 2次試験結果 | 試験結果 | ICM認定医療通訳士制度 |
---|---|---|---|
1級 | 1級 | 1級 | 登録可 |
2級 | 2級※ | 登録可 | |
不合格 | 不合格 | ||
2級 | 1級 | 2級 | 登録可 |
2級 | 2級 | 登録可 | |
不合格 | 不合格 | ||
不合格 | 受験資格なし | 不合格 |
※1次試験・1級判定、2次試験・2級判定で検定2級となった方は、受験した試験に続く次の回の試験に限って、1次試験免除で2次試験を受ける特典があります(例: 2018年春期試験で1次試験・1級判定、2次試験・2級判定で検定2級となった方は、2018年秋期試験のみ1次試験免除で2次試験受験可能)。この特典は1回限り行使できます。次回試験よりも先に持ち越すことはできません。
- 試験費用の支払いについて
- 1次試験費用(税込 6,600円) は、webサイトの記載に従ってお振り込みください。
2次試験費用(税込 16,500円) は、1次試験発表後、期日までにお支払いください。
一度お振り込みがありました試験費用は、いかなる理由がありましても返金いたしません。 - 振込先
口座名 一般社団法人 日本医療通訳協会
三井住友銀行 高円寺支店 普通 7407254
- 受験資格基準
医療通訳技能検定試験1級 | 医療通訳技能検定試験2級 | |
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対象言語 | 英語・中国語 その他試験実施言語 |
英語・中国語 その他試験実施言語 |
受験資格 | ①~③のいずれか一つに該当する者 ①医療通訳スクールの講座修了者 ②医療通訳の実務経験2年以上 ③試験委員会が前各号と同等と認めたもの |
①~③のいずれか一つに該当する者 ①医療通訳スクールの講座修了者 ②医療通訳の実務経験1年以上 ③試験委員会が前各号と同等と認めたもの |
語学力の目安 | 英語 TOEIC 840以上 英検1級 中国語 HSK6級 日本語 日本語能力試験N1以上 その他言語 ネイティブまたは同等の力がある事 |
TOEIC 620以上 中国語 HSK4級以上 日本語 日本語能力試験N2以上 |
合格基準 (1次試験) |
80点以上 | 70点以上 |
合格基準 (2次試験) |
85点以上 | 70点以上 |
参考図書 | 過去問題集(日本医療通訳協会) 医療通訳育成カリュキラム(厚生労働省) 通訳者のための医療の知識(保育社) その他はHPのよくある質問を参考にしてください。 |
- 受験資格付与対象校(PDFファイル)
医療通訳技能検定試験申込について(2022年度春期)
1次試験
対象言語 | 英語・中国語・ベトナム語・ポルトガル語・ロシア語 ポルトガル語・ロシア語については受験者が4名以下の場合は中止し、翌年に繰り越しします |
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日程 | 2022年4月17日 |
試験時間 | 13時30分~15時30分 東京会場は言語別に2部制になる可能性があります。後日HPにて告知します。 |
申込み受付 | 本サイトの検定試験申込フォームから送信ください。 申込フォームはこちら |
申込み期間 | 2022年2月14日~3月11日 |
受験料 | 6,600円(税込) |
支払い先 | 三井住友銀行 高円寺支店(普)7407254 一般社団法人 日本医療通訳協会 締切日までにお振込みください。 尚、会社名や別名義で振り込む場合は事前にメールにてお知らせください |
試験会場 | 札幌・仙台・東京・名古屋・富山・大阪・広島・福岡・沖縄 ※受験生が3名以下の会場は実施しません。その場合は当該受験生は他会場に移動して受験していただきます。 |
受験資格 | HPの検定試験ページの受験資格基準を確認してください。 |
2次試験
対象言語 | 英語・中国語・ベトナム語・ポルトガル語・ロシア語 |
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日程 | 2022年6月12日(日) 1次試験免除者については2022年6月11日(土) |
試験時間 | 別途メールにてご連絡 |
申込み受付 | 本サイトの検定試験申込フォームから送信ください。 申込フォームはこちら |
申込み期間 | 1次試験受験者は合否連絡時(4月26日予定)にメールにて連絡 1次試験免除者については4月18日~25日とします。 |
受験料 | 16,500円 |
支払い先 | 三井住友銀行 高円寺支店(普)7407254 一般社団法人 日本医療通訳協会 締切日までにお振込みください。 尚、会社名や別名義で振り込む場合は事前にメールにてお知らせください |
試験会場 | 東京・大阪・福岡・札幌・沖縄 (通信受験は海外在住者限定となります。但し英・中以外の言語は会場での通信の場合があります。) |
受験資格 | 1次試験合格者 ※1次試験免除者(英語・中国語)は前回1次試験1級2次試験2級の受験生です。 |
合格者 | 国際臨床医学会の資格「ICM認定医療通訳士」に登録可能です。 登録基準はICMのHPを参照して下さい。 但し、英語・中国語以外の言語につきましては、合格証だけ出なく実務実績の審査があります。 |